ウッドデッキ材の品質基準

木は生きています。人間と同じように木材もいろいろな個性があります。
色、質感、反り曲がりなど、木材の品質は一定ではありません。
天然木の味としてご理解いただき、有効にご活用いただきますようお願いいたします。

枕木の品質基準はこちら

品質基準とは

弊社取り扱いの木材には品質に対して一定の基準を設けております。その基準に満たない商品は販売しておりません。

  • 板材は「片面は許容」とさせていただきます。両面に品質許容外の問題がありましたら、返品・交換の対象となります。
  • 品質基準内の商品については、返品・交換はお受けできません。
  • 施工後・加工後の返品やクレーム、施工費の負担等については、一切お受けできません。

» 返品・交換について

目次

  1. 樹液漏れ
  2. 虫食い穴、ピンホール
  3. 収縮
  4. 反り
  5. 曲がり
  6. 割れ
  7. サイズの誤差
  8. 欠け
  9. 小口
  10. 表面
  11. 木粉
  12. 色の経年変化
  13. パテ埋め
  14. 天然樹脂
  15. カビ
  16. 辺材・シラタ
  17. シミ
  18. 金属シミ
  19. 「返品・交換」について

*動画で解説!ウッドデッキの反り曲がり材の使い方

01.樹液漏れ

ウッドデッキ材や新品枕木は、施工時から約4ヶ月間、水に塗れると木の成分である茶系・黄色系の樹液が染み出す場合があります。


イタウバの樹液

樹液の実例:
イタウバフェンスの施工後1か月の様子です。茶色い樹液が下の白いモルタルに垂れて着色が起きています。

特に、ハードウッドのウッドデッキ材「ウリン材、アマゾンウリン材」は、染み出す樹液の量が多いことがありますので、ご注意ください。
樹液が下に垂れ、コンクリート面等を赤茶色で汚すことがあります。
ウッドデッキ材内の樹液がすべて抜け落ちれば、漏れは無くなります。

汚れた場合の対処法
  1. 市販の塩素系漂白剤を薄めて汚れ面にかけ、ブラシ等で水洗いしてください。
  2. 表面の汚れは、乾いた布で拭いていただければ落とせます。
  3. 表面に付いた雨染み等は、市販のサンドペーパーで擦っていただければ目立たなくなります。
  4. 樹液が落としにくい物(お車など)の近くでの施工は、以下の点にご注意下さい。
    • 樹液染み出し期間の考慮
    • 樹種選択の再考
    • 落ちる灰汁を受けるための工夫

02.虫食い穴、ピンホール

ピンホール

虫食い穴

ピンホールという針を通したような穴が点在する材があります。(写真参照)
腐り、劣化、耐久性、強度に及ぼす影響はありません。
多少のピンホールは、許容となります。

03.収縮

ウッドデッキ材やフェンス材は、収縮が発生します。幅に対して5%未満の収縮は品質基準内となります。
デッキ材の床板を並べる際に「3mm前後縮」を考慮して施工を行ってください。

04.反り

床材・板材を水平に置いて、横から見ると「山のような形」になるのが「反り」です。
基本的には、手で押せば問題ありません。ただし、30mm厚の短いサイズは、多少手ごわいです。


▼ハードウッド

長さ反りの許容サイズ10mm厚、12mm厚の場合
~2000mm2.0cm6.0cm
2100~3000mm3.0cm10.0cm
3100mm~4.0cm15.0cm

▼防腐注入材

長さ反りの許容サイズ
~2000mm3.0cm
2100~3000mm4.0cm
3100mm~5.0cm

▼反りの図り方

水平な場所に反った材料を置き、地面から最も浮き上がった部分を計測してください
波とは、床材に一部発生する約5mmほどの隆起する事を、波と定義します。 5mm程は許容となります。

床板の反り

反りサイズの計測

05.曲がり

天然木はどのサイズも大なり小なり曲がりがあります。 特に3000mm以上の長いサイズは曲がりが目立つ場合もあります。 曲がり自体は強度に影響はありません。 クランプを使用して矯正すれば、見た目をまっすぐに施工する事ができます。参考動画をご参照下さい。


▼ハードウッド、防腐注入材 共通

長さ曲がりの許容サイズ10mm厚、12mm厚の場合
~2000mm1.5cm4.5cm
2100~3000mm2.0cm5.5cm
3100mm~3.0cm7.0cm

▼曲がりの図り方

端と端を直線で結び、その中央の部分の長さを測って下さい。

床板の曲がり

曲がりサイズの測定

反り曲がりの対処法(動画)

DIYでのアイディアが大変参考になります。ご覧頂くと必ず試したくなります!

おすすめ動画1
作り始めは基準になる反り曲がりが少ない材を選び、全体の収まりを考えましょう。
(動画の1分50秒目あたりからになります。)

【動画】床材・根太材の曲がり・反りの矯正・張り方



おすすめ動画2
クランプだけで押さえ込んでも、反り・曲がりは若干残ります。
(動画開始から1分45秒まで)

後半はバールとクランプの登場。DIYerの超グッドアイデアです。
(動画1分45秒から最後まで)

【動画】反った面材の矯正・張り方

06.割れ

木材の小口(木材の切り口)からの「貫通」割れは、10cm以内は許容となります。
表面全体に生じる細かい割れ(ヘアーライン)は、許容。(写真参照)
特に比重の高いウリンやアマゾンウリン、ブラジルピキア、ジャラナデッキは出やすい傾向があります。

細かい表面のひび割れ

床板の割れ

干割れ:ウッドデッキ・フェンス完成後に、床材・角材が乾燥し、「小さな割れ」が出て来ることがあります。
特に、角材で顕著です。強度などに問題は無いので、許容となります。

▼片面許容 下記のような表面の割れ(貫通していないもの)は許容範囲内となります。

片面のみは許容

表面の割れ

▼品質保証内の貫通割れは、10cm以内は許容

サイプレスの小口割れ

▼小口からの薄いひび割れは頻発しますが、ウッドデッキの耐久性には影響ありません。

床板施工後の割れ

07.サイズの誤差

木材の長さ・幅・厚さは、商品表記サイズと誤差が出ます。
・長さ方向の寸法誤差 : 表示寸法よりも約 -1.0~+5.0% 程度の誤差は許容。
・幅方向の寸法誤差  : 表示寸法より幅に対して 5% ほどの誤差は許容。
・厚さ方向の寸法誤差 : 表示寸法より厚さに対して 5% ほどの誤差は許容。

※長さ・幅・厚さともに、ウッドデッキ・ウッドフェンスの収縮により、寸法の狂いが生じる可能性があります。

08.欠け

長手方向の「角」の軽微な丸み・欠けは、長さの 15%以内 は許容となります。
いずれかの片面は、問題無い状態です。

09.傷

引っ掻きキズ、フォークリフトのキズは軽微なものは許容範囲となります。

10.小口

稀に、チェーンソーなどで、ラフなカット(下手な斜めカット、段差があるカット)になる事があります。
木材は長めに製材しているので、規定の契約サイズに影響を与えることはありません。

11.表面

雨染み跡・バンドル跡・汚れ・小口オイルのシミ跡などは、許容範囲となります。

逆目(木の目の方向と逆にプレナーをした場合の毛羽立ち)は、表面積の10%以内は許容。
ヒット & ミス(プレナーの削りが100%で無い部分)は、表面積の10%以内は許容。

※イペに関しては、逆目・ヒット & ミスとも20%以内を許容。
リブ面に関しては、リブの深み不足・リブの傷など、リブ面積の20%以内は許容。

▼下記のようなプレナー(かんな掛け)の跡や毛羽立ちは許容範囲内となります。

プレナー跡

プレナーによる毛羽立ち

▼下記のような桟木およびバンドルの跡は生産工程上避けられず、全て許容範囲内となります。

桟木のあと

バンドル固定のあと

12.木粉

製材をする際に、木粉が木材表面に付着する場合があります。これらは許容となります。

13.色の経年変化

木材は天然の無垢材のため、色のばらつきがあります。
直射日光により、数ヵ月後に経年色のシルバーグレーに変色します。

また、木材の保管中に一部、日焼けによる色の変化が出てくる場合があります。
色のシルバーグレー化は片面のみ、全体の面積の30%以内は許容となります。


※色の経年変化については、こちらのページをご確認下さい。

14.節

ハードウッドは、片面の節抜けは許容。節抜けが貫通している木材は、品質基準外になります。

ハードウッド

下記の節は、品質基準内となります。

ソフトウッドの節抜

貫通した節抜け

防腐注入木材

防腐注入木材の場合は下記のような貫通した節も品質基準内となります。

ソフトウッドの節抜

貫通した節抜け

15.パテ埋め

木材表面のパテ埋め

一部のウッドデッキ材で、表面のパテ埋め処理は、片面のみ許容。
パテ埋めは、腐りなどに影響はありません。


16.樹液によるヤニツボ、空洞

木材から分泌される樹脂が溜まって固まり、ヤニツボになります。
この固まった樹脂が抜けて空洞になる事もあります。
ハードウッドのウッドデッキ材では、稀に見受けられます。品質強度には問題ございません。

木材のヤニツボ

木材のヤニツボ

17.カビ

木材のカビ

表面のカビ

カビは季節により発生することがあります。拭き取ればほとんど目立たなくなります。 *このカビは、木材を腐らせる腐朽菌(ふきゅうきん)と異なり、木を腐らせるものではありません。

右写真は、イタウバ材のカビ付着例ですが、許容範囲内となります。

18.辺材・シラタ

一部、白太(成長途中の木材の外側の部分)が混じっているウッドデッキ材・フェンス材があります。

塗料

19.シミ

プレナー加工時に摩擦による焼け、またバンドルを縛る鉄製のバンドの酸化により木材に黒い着色が起る場合があります。
片面の着色、シミにつきましては許容。
気になる場合の対処としては、市販のサンドペーパー、サンダーで擦っていただければ目立たなくなります。

20.金属シミ

金属シミとは、木材と金属が反応して変色してしまう現象です。
鉄を含む釘、ビスなどと木材に含まれる成分が反応し、黒褐色から黒色へ変色します。
不良品やカビとは違いますので、ご安心ください。

金属によるシミ

金属による変色

[対処方法]

5%シュウ酸水溶液を塗布すると変色を戻すことができます。 変色が戻った後は 5%リン酸ナトリウム水溶液を塗布してください。

シュウ酸は劇物として指定されており、購入するには印鑑を必要とし、薬局でしか手に入りません。 作業の際には、手袋や防護メガネ等を着用ください。 手袋は軍手のようなものではなく、ゴム手袋のように液体を通さない手袋をご使用ください。 素肌には触れさせず、また眼球や口の中などに入らぬよう充分ご注意ください。

21.「返品・交換」について

納入されたウッドデッキ材・フェンス材商品に問題があった場合、商品の写真、お話をお伺いした上で「返品」や「商品の交換」等の対応をします。
ただし、施工後の「返品」や「クレーム」、施工費の負担等に付いては一切お受けできませんので、予めご了承ください。

返品・交換

ウッドデッキや庭の百科事典